どうもひがっしーです。
みなさんは奨学金を借りたことがありますか。
私は大学時代に奨学金を借りていました。
なぜなら奨学金を借りないと学費が払えなかったからです。
今ではきちんと奨学金の返還を終えています。
今回は私がなぜ奨学金を借りないといけなかったのか、どのようにして返還することができたのかを紹介してきます。
なぜ奨学金を借りたのか

私が奨学金を借りた理由は3つあります。
- 親に奨学金を借りてくれと言われた
- バイトだけでは生活できなかった
- 保証人・連帯保証人がいてくれたので安心できた
親に奨学金を借りてくれと言われた
私が奨学金を借りるようになったのは大学2年生の頃です。
親からはお金がないから奨学金借りてくれと言われました。
私は2年間浪人して大学進学しました。
浪人中に通っていた塾の学費も親に出してもらっていました。
これ以上親に迷惑をかけられないという気持ちもあったし、大学にも通い続けたかったので奨学金を借りました。
バイトだけでは生活できなかった
大学生活の収入はバイトと奨学金だけでした。
私が大学生活で主にかかっていた費用は以下の通りです。
学費・昼飯・電車定期代・携帯・インターネットプロバイダー料金
奨学金とバイトで貯めたお金で学費を払いました。
保証人・連帯保証人がいてくれたので安心できた
奨学金を借りるときに連帯保証人を父親、保証人を叔父になってもらいました。
叔父に奨学金の保証人になってもらうことを相談しにいったときに言われた一言があります。
「もし万が一返せなくなっても肩代わりするよ。そして返せるようになったら返してね。
これも社会勉強だからお金を借りて、返すことの大変さを学んでみて」
働いてお金を稼ぐことの大変さを知っている叔父の言葉です。
その時は「そうなんだ」ぐらいにしか思っていませんでした。
でも社会人になってお金を稼ぐむずかしさを知り叔父の言葉の重みがいまでも伝わってきます。
私はこの言葉があったからこそ逆に安心せず、絶対に返済する気持ちで奨学金を借りました。
いくら借りて、毎月いくら返済してるのか

私が奨学金を借りた金額と月々の返済額です。
奨学金を借りた金額(貸与額)
175万円
返還額
175万円+利息
月々の返済額
11,376円
返済回数
156回
(毎月支払った場合)
社会人になってから約半年後に支払いがスタートしました。
月々11,376円が口座から引き落としされます。
そして返済回数が156回となります。
年数にすると13年かかります。
正直、かなり気が遠くなるような数字でした。
しかしある方法にすると5年で返還することができました。
それは繰上返還をすることです。
繰上返還とは例えば10万円や50万円といったように自分で返還できる金額を決めて支払う方法です。
私はこの方法で月々の返還額+不定期に繰上返還をすることによって13年とかからずに返還することができました。
私は繰上返還をしてよかったと思っています。
なぜなら
- 早めに返還できてスッキリできる
- これからは貯蓄にまわせる
からです。
今まで返還していた金額を貯蓄にまわすと
11,376円×12ヶ月=136,512円
貯金ができます。
そのため私は繰上返還をしてよかったと思っています。
奨学金は不公平だと思うか?

私が奨学金を不公平だと思う理由は2つあります。
- 親の年収によって有利子・無利子が決まる
- そもそも家庭状況で借りれる借りない人がいる
親の年収によって有利子・無利子が決まる
奨学金の貸付型は親の年収によって第一種(無利子)、第二種(有利子)が決まってきます。
ほとんどの学生は貸付型の第一種か第二種で奨学金を借ります。
私が借りたのは第二種(有利子)です。
なぜ親の年収で利子が決まってしまうのでしょうか。
奨学金を借りてまで学校へいきたい、授業を受けたいと考えている学生に対して支援したいと考えているのであればせめて有利子ではなく無利子にして返還できるようにすべきです。
なぜかというと奨学金を借りているのは本人です。
家庭の事情がどうであれ借りると決めたからには自分の責任になります。
せっかく勉学を学ぶために学校へいっているのに利息を払うこと自体がわかりません。
しかし真面目に学校へ行っている生徒もいれば、奨学金で遊んでいる生徒も少なからずいるでしょう。
そのため奨学金の審査をより厳しくするために借りたあとも成績や出席態度によって評価し、無利子にできるような制度にすべきです。
家庭状況で借りられる借りられない人がいる
そもそもなぜ奨学金を借りられる人と借りられない人がいるのでしょうか。
奨学金を借りないと学校へ行けない人はたくさんいます。
子供が1人の家庭と子供が3人の家庭では家庭環境が全然違います。
母子家庭でも状況はかなり変わってきます。
所得が高い家庭でも奨学金を借りなければいけないこともあります。
奨学金は主に学費を払うために借りている人がほとんどですし、バイトもしています。
親に迷惑をかけまいとしている学生が多いのです。
家庭環境で借りられる借りられないとするのではなく、平等に奨学金を貸すべきです。
2020年から大学無償化制度がはじまりますが、条件が低所得者対象となっています。
低所得者を対象とするのではなく学生本人を対象とした条件にするべきです。
奨学金が返せなくなったら、貴方ならどうする?

もし、奨学金が返せなくなったらどうなるかを考えていきます。
- 返還免除の申請をする
- 延滞になって最悪自己破産
返還免除の申請をする
奨学金が返還できなかった場合は返還免除ができるかどうかを調べましょう。
減額返還
・災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合に願い出できる制度です。
・ 一定期間、「当初割賦金を2分の1または3分の1に減額」して、減額返還適用期間に応じた分の返還期間を延長することにより返還しやすくなります。
※返還予定総額が減額されるものではありません。延滞している場合は願い出できません。引用元:日本学生支援機構
奨学金が返還できないとなったからといって慌ててはいけません。
まずは返還できない状況を整理しましょう。
- なぜ返還できないのか(病気・怪我・家庭環境)
- 保証人や連帯保証人が返還できるか
- 返還免除の申請はできるのか
延滞になって最悪自己破産
返還ができないと延滞になって利率が上がっていきます。
そして最悪の場合、長期延滞になると自己破産になってしまいます。
自己破産になると一定期間スマホ代やローンが組めなくなり、ブラックリスト入りになってしまいます。
そうならないためにも相談できる相手を探すことが大事です。
相談相手は保証人や連帯保証人でいいです。
また自分の収入に対して支出を上回ってはいけません。
例えば洋服を買いすぎたり、トレンドのものを買ったりしていませんか。
社会人になると会社の給料は働いてみないとどれぐらいもらえるのか実感がわきません。
会社環境によっては給料が上がるかもしれませんし、下がる可能性もあります。
先を見据えることはとても大事なことです。
目の前の楽しみだけにとらわれずにきちんと返還できる目処をたてることも社会人の役割です。
まとめ|奨学金を返還するためには未来ビジョンを立てる

私自身、奨学金を申請して口座にお金が入ったときは「こんな簡単に振り込まれるだ」と思いました。
「このお金で遊ぼうかな」と何度も思いました。
しかしこのお金は自分で稼いだお金ではないし、必ず返還しないといけないものという意識がありました。
おかげで今は返還を終えることができました。
お金を貯めて車を買ったり、旅行にいったり好きなことができます。
みなさんも奨学金を借りるときは未来のビジョンをもって、計画立てて返還していきましょう。