日常のつぶやき

適応障害になったけど仕事復帰できた。まずは十分な休息が必要です。

どうも、ひがっしー(@higasshisa)です。

私は31歳のときに適応障害になりました。

そのため仕事を1ヶ月半休職しました。

今では仕事復帰しています。

自分が適応障害になるなんて思いもしませんでした。

仕事も長期間休むことはありませんでした。

適応障害になって仕事に復帰できるか心配。復帰したいけど、また再発しないか心配になっている人はいませんか?

本記事では以下の内容を解説します。

  • 適応障害になっても仕事復帰できる
  • もし仕事復帰が難しそうだったら

記事を読んだ方が少しでも仕事復帰できることにつながればうれしいです。

適応障害とは

適応障害とは心の悩みです。

厚生労働省のホームページでもあります。

私の場合、下記にある特定のきっかけというのは仕事でした。

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。                             引用元:厚生労働省

適応障害になっても仕事復帰できる

  • その①:適応障害になったきっかけ(仕事中に起こった異変)
  • その②:なぜ適応障害は甘えと言われるのか
  • その③:こんな人は適応障害になりやすい
  • その④:これをして仕事復帰できた

その①:適応障害になったきっかけ

私が適応障害になったきっかけは部署異動です。

入社して1年目から10年間同じ部署で働いていました。

人事異動が発令され未経験の部署に配属となりました。

未経験の部署に配属になるのはよくあることです。

ジョブローテーションってやつですね。

最初は仕事を覚えるためわからないことはすぐに聞いたり、メモを取ったりしていました。

しかしあまりにも覚えることが多く、配属前の部署とはまったく異なる業務内容に苦手意識が出始めていました。

また部署内でも人間関係に派閥があったりと精神的にモヤモヤしていました。

そして新しい部署に配属されてから2,3ヶ月が過ぎた頃、体にある異変が起きました。

朝、頭痛で覚めることが増えてきたのです。

その後に極度の吐き気とめまいが襲ってきました。

仕事に行く時間が近づくにつれて吐き気が襲ってきました。

そんな状況で会社にいって仕事をしても全然ダメで、怒られることがふえてトイレに駆け込みました。

便器に向かって吐き出しても襲ってくるめまいと吐き気が収まることはありませんでした。

朝の通勤で会社の駐車場に到着したとき冷や汗が出てきたことを覚えています。

車を停めてもドアを開けることができず一歩も降りられませんでした。

ずっとハンドルに頭をくっつけて考え事をしていました。

勤務開始ギリギリになるまで車にいました。

こんな状況が1ヶ月続き、ついに仕事を休む決意をしました。

その②:なぜ適応障害は甘えと言われるのか

よく「適応障害は甘えだ」「仕事ができないだけでしょ」という人がいます。

実際私も適応障害になる前はそう思っていました。

ある時、私の知り合いに転職して適応障害になった人がいました。

その方も適応障害になり今でも仕事を休んでいます。

今までそんな話を聞くと「早く別の仕事を探せばいいのに」と思っていました。

でも自分が適応障害になったことで考え方は変わりました。

仕事には合う・合わないがあります。

自分がかかったことのない精神的な病気というのは他人にはどう説明しても理解できないのです。

私の奥さんも適応障害を理解することが難しい人でした。

私が仕事を休んで家にいるときは病気のことで喧嘩になったりもしました。

奥さんから「仕事を覚えられないのあなたが悪い。私は病気になったことがないから理解できない」と言われこともありました。

適応障害になると自分自身に負けた気がしてしまい人に打ち明けることが恥ずかしいと感じてしまいます。

しかしそれは間違っています。

きちんと打ち明けるべきです。

私は家族や友人に打ち明けました。

家族や友人は心配してくれて、励ましてくれました。

私は適応障害を打ち明けたことで心がホッとしたのを覚えています。

その③:こんな人は適応障害になりやすい

私は適応障害を経験して「あ、こんな人は適応障害になりやすいな」と思った人を紹介します。

真面目な人

真面目な人はきちんと仕事をこなしてくれます。

しかし真面目すぎてあまり意見が言えなかったり、お願いされた仕事を全部引き受けてしまうことがあります。

また怒られたりするとずっと引きずって悩むことがおおいです。

悩んだり考え込んだりしてもいいことはありません。

自分だけでなく周りのことまで考え込む必要はないのです。

コミュニケーション不足な人

「仕事中におしゃべりするなんてよくない」と感じる人もいるでしょう。

おしゃべりをしながら仕事をすると衛生的にだめな職業もあるでしょう。

けれど仕事のほとんどが人との関わりでできています。

仕事の先輩・後輩、お客様、取引先などたくさんの人とコミュニケーションを取りましょう。

コミュニケーションをとることで自分の考えを伝えたり、相手が何を考えているのかわかります。

私は他人に自分の話をしたくない人間でした。

コミュニケーションをとることがあまり上手ではありませんでした。

適応障害を経験して自分のことをもっと知ってもらいたいと思うようになりました。

そのためにはたくさんの人と関わりをもつこと、自分のことを知ってもらうようにしましょう。

その④:これをして仕事復帰できた

私は適応障害になって1ヶ月半で仕事に復帰しました。

仕事を休んでいた期間中にやってよかったことを3つ紹介します。

  • その①:ブログ開設
  • その②:旅行
  • その③:恩師に会いに行く

その①:ブログ開設

私は適応障害になったときにやっていたことはブログの開設です。

適応障害になると、とても落ち込んだ気持ちになります。

ネットで検索するワードなんかネガティブなものばかりです。

例えば【適応障害 仕事辞めたい】【適応障害 病院】【適応障害 治る】

とかでした。

あるとき私と同じように適応障害になった人のブログを読んでブログを開設してみようと決意しました。

ブログを始めるきっかけなんてさまざまですが、私はこの病気のおかげでブログをスタートすることができました。

その②:旅行

私の趣味の一つに旅行があります。

適応障害はあくまでも仕事をしているときに発症したものです。

家にいるときは普段どおりなんら生活に支障はありません。

大事なのは気分転換することです。

そのため自分の好きなことをしましょう。

「仕事を休んでいるのに好きなことをするなんて。。。。」と考えてはいけません。

十分な休息が必要なのです。

まずは仕事のことを忘れて楽しむことだけを考えましょう。

その③:恩師に会いに行く

私は適応障害になったことを恩師に伝えました。

すると恩師はわざわざ私に会いに来てくれました。

恩師に会って話をしたことで気持ちがラクになったことを覚えています。

まずは自分が大切にしている人と話をしましょう。

自分だけで抱え込んではいけません。

必ず自分の話を聞いて理解してくれる人がいるはずです。

人生において自分のことをさらけ出しても良い人と出会うようにしましょう。

2.もし仕事復帰が難しそうだったら

もし仕事に復帰することが難しいのであれば、2つのことを行ないましょう。

  • その①:会社に休職や給料について確認しましょう
  • その②:会社に部署異動の相談をしましょう

その①:会社に休職や給料について確認しましょう

まず会社を休みたいといっても長期的に休めるわけではありません。

会社には就業規則があり、ルールに基づいて休まなくてはいけません。

通常であれば週休や有給休暇を利用して休むことができますが、病気や怪我で長期的に休む場合は診断書の提出が必要になります。

診断書を書いてもらうにはメンタルクリニックに通いましょう。

また給料についてもきちんと確認しましょう。

会社によっては休職した場合でもはじめの1ヶ月は給料が発生する場合があります。

また慶弔金がもらえることもあります。

給料は少しでも貰えるほうがよいです。

その②:会社に部署異動の相談をしましょう

適応障害になると極端に気持ちが落ち込んでしまいます。

気持ちが落ち込むとすぐに「仕事を辞めたい」と考えるでしょう。

しかし仕事を辞めるというのは良い判断ではありません。

まずは会社に部署異動ができるか確認しましょう。

会社も復帰する前の部署にそのまま配置することはないはずです。

私の場合は会社と何度か話し合いをしました。

話し合いの結果、別の部署に異動することができました。

そのおかげで少しずつ仕事に復帰することができました。

仕事を辞めることは簡単ですが、まずは会社に部署異動の相談をしてみましょう。

まとめ:適応障害でも仕事は復帰できます

記事のポイントをまとめます。

  • 適応障害になったきっかけは仕事ができなかったから
  • 適応障害が甘えと言われるのはなったことがない人の意見
  • 仕事を休んでいる間は自分の好きなことをしよう
  • 仕事復帰が難しければ会社に休職の相談や給料の確認をしよう
  • 仕事復帰の意欲があればまずは部署異動の相談をしよう

私は適応障害になった最初の頃、「二度と仕事ができない」と思っていました。

しかし奥さんや友人、恩師のおかげで徐々に自分を取り戻し1ヶ月半で仕事に復帰することができました。

私のようにすぐ仕事復帰できる人もいればそうでない人もいます。

この記事を読んで適応障害は誰にでも起こりうること、もし適応障害になったとしてもまずはゆっくり休んで自分の好きなことをするようオススメします。

そして仕事に復帰できる意欲が湧いてきたら会社に相談しましょう。

「復帰しないといけない」という気持ちをもってはいけません。

休んでいる間は悪い考えばかり思い浮かびます。

頑張る必要はありません。

あなたに必要なのは休むことです。

ひがっしー(@higasshisa)でした。